東京釣り紀行

東京を中心にゆるーく釣りしてます。釣れれば何でもいいです。

石神井公園:タウナギの背中は見えた

2018年5月12日。晴れ。

週末の日課になりつつある。タウナギ釣り。

本日は歯医者を予約しているのでケツカッチン1である。

場所は説明するまでも無い、石神井公園である。

先ずは、例のごとく鼻上げ2を散策。

当然、タウナギの姿は見当たらない。

いつものポイントには先客がいるようだ。

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お目当てが如何にもいないであろう所で開局である。

今回は、仕掛を工夫してみた。

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少々みづらいが、竿先についてるリングがそれだ。

普段は、竿先に仕掛けを直接結んでいるのだが、その手間が省けるという代物だ。

そして、いつもと違うことがもう一つ。テナガ3を同時に狙うのである。

仕掛けはこんな感じ。

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竿はハリポタ4で糸が長く針はやたら小さいテナガセット。

2人日の同時運用である。

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例のごとく、釣れる気が全くしない。

そして、否やはりというべきか、 浮きは無反応である。

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アメンボがスイスイしちゃうくらい。

まったくやる気がせず、竿をヤブに乗せる始末。

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展開が早いと思うかもしれないが 元来から飽きっぽい性格である私の日常がここでもでているだけである。

やる気が消失したところで、 私のポイントが空いたので移動。

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ここでもやはり無反応である。

そして、気がついたことが一つ。

工夫した仕掛けは、竿を振るとカチカチ音が鳴り随分と耳障りなものである。

すごく時間が無駄に思えてきた くっそつまらない

竿をその場に放置し、 意気消沈でフラフラしていると 年期の入った爺さんの竿がしなっていたので足をとめる。

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釣り上げたのはギルだった。

先方と目が合うと声をかけてきた。

「タウナギか?」

なぜ、道具を持たない私を見て タウナギを狙っていると分かったのか。

これが戦いの年季の違いを見せてやると言うソレなのか。

聞くのも野暮だと思い、ご名答と伝える。

きっと、過去にこちらから声をかけた爺さんなのであろう。

「タウナギいっぱい上がるだろう?」

思ってもいない質問がきた。

全く釣れないし見たこともない。

本当にいるのかと問う。

「いっぱいいる。石段の真下からしょっちゅう顔だしている。」

なんと。 私は今までポイントを大きく間違えていたようだ。

慌てて竿を回収し、 タウナギについて色々と問いただす。

まとめるとこんな感じだ。

  • 石段の真下を狙え
  • 仕掛けを入水させたら覗きこむな
  • 餌を巻いて呼び込め
  • 日が落ちた頃が狙い目
  • 朝なら四時頃
  • 生き餌がいい(死んでも可)

 

そして、爺さんがこれで狙えと餌をくれる。

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釣り上げたばかりの新鮮なギルだ。

腹に針を通すのではなく、 尻尾に通せとアドバイス。

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それの方が生きたままずっと泳いでいるというのだ。

グサグサと針を刺したら弱ると思い、 とりあえず、こいつはこのまま使うことにした。

そして、言われた通り石段の真下に泳がせることにした。

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爺さんは入れ食い状態でどんどん餌を投下してくれる。

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「入れ食い」を目の当たりにしたのは初めてだ。

餌を垂らし5秒たたずにギルがあがる。

半年前に50匹あげたといっていた爺さんがいた。 半年越しに信じることができた。

もしかしたら、 当時話した爺さんは こちらだったのかも知れない。

次は尻尾に針を付ける。

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やっと楽しくなって来たのだが、 歯医者の向かう時間が来てしまった。

結果的にタウナギを見ることはできなかったが、大きな収穫を得た日であった。


  1. バブル的な終わりの始まり

  2. タウナギが呼吸のために水面に上がる動作

  3. 居酒屋メニューの川エビのソレ

  4. スネイプの杖